経済産業省の資料で、キャッシュレスの決済手段として4つ示されています。
(1) クレジットカード / デビットカード
(2) 電子マネー / プリペイド
(3) QRコード
(4) その他
とりあえずこれは、このままおいておいて、お金の流れを整理すると、3種類になります。
(1) 後払い式
(2) 即時払い式
(3) 前払い式
このうち「(3)前払い式」では、前もって入金しておいて、買い物をするとそこから支払われます。現金でチャージしているICOCAは、この方式です。これが安心なのは、
①
銀行やキャッシュカードと繋がっていないので、銀行やキャッシュカードの金を抜き取られるような心配はない
②
最大限の被害はチャージした金額で、それを超えて損することはない
③
残金が無くなると使えなくなるので、「ついつい予算をオーバーして買ってしまう」ことは起こらない(予算額しかチャージしないようにする)
キャッシュレスが怖いというのは、例えば暗証番号を盗まれて、繋がっている銀行に預けているお金を根こそぎ盗まれることです。「(3)前払い式」では、その心配はありません。ただ、残額の残りをチェックして、都度、補充しなければならないという手間はかかります。
「電子マネー・プリペイド」は、「(3)前払い式」になっています。「QRコード」は、「(1) 後払い式」「(2)即時払い式」「(3)前払い式」のいずれにでも設定できます。ですから、始める時に「(3)前払い式」に設定すれば、「(3)前払い式」になります。
「電子マネー・プリペイド」と「前払い式に設定したQR」コードなら、ICOCAなみのリスクで、キャッシュレスの買い物ができます。違うのは、お金が「板(カード)」に入っているか、「スマートフォン」に入っているかの違いです。ただ、現金が「板(カード)」に入っているのではなく、お金の情報が入っているので、「スマートフォンに入れたお金」と全く同じです。