【 いのちの電話 ・ 後悔 】苦しんでいる時、一番そばにいたのが私。毎晩でも、話を聞くべきだった。後悔は消えない。どれほど経験を重ねても。「日々勉強ですよ」。神戸いのちの電話相談員は淡々とそう言い、きょうも電話に向かう。
【情報発信者より】
「夫が悩んでいる時、私は一番そばにいた。毎晩でも話を聞くべきだった。でもできなかった」
相手の一歩後ろを歩きながら、耳を傾け、相づちを打つ。それが「寄り添う」イメージだ。穏やかに、落ち着いて話を聞く。受話器の向こう側に耳を澄まし、心を通わせようとする自分を、いつも客観的に捉えるよう意識する。
時々、感情移入してしまうことがある。「話し過ぎたかな」と反省する。その繰り返しが続く。
「朝、起きられない」「人間関係がうまくいかない」「仕事についていけない」。仕事や人間関係に絡んだ相談は多い。受話器を耳に当てながら、夫の顔や声を思い出し、想像する。
「あの人も、こんな気持ちだったのかな」
<参考URL> 【バックナンバー】
※ (1)については、紹介済み
<情報源>
【情報源タイトル】 受話器の向こう~神戸いのちの電話相談員(5)消えぬ後悔 夫の顔や声を思い出し、向き合う
【情報出所URL】 https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/202212/0015915238.shtml
【情報発信元】 神戸新聞NEXT 2022/12/24 05:30
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