振り込め詐欺などの特殊詐欺による被害額は7年連続で300億円を超えている。
警察庁が昨年実施した聞き取り調査では、特殊詐欺でだまされた人の95%が「自分は被害に遭わないと思っていた」と回答。その多くが、家族の声や嘘を見分けられる自信があったことを理由に挙げている。
自分がだまされるはずがない-。そんな自信が特殊詐欺のわなに陥りやすい状況をつくりだしてしまう。
(1) 「焦りを覚えると、平素なら普通にできていることができなくなる」。犯行の手口を知っていても考えが及ばなくなり、犯人がいう方法以外の対処策を見つけられない状況に追い込まれる。
(2) さらに「確証バイアス」と呼ばれる心理状態が拍車をかける。いったん思い込みに支配されると都合のよい情報を集め、それを信じ込んでしまう心の働きだ。
対策としては、
(1)
留守番電話を活用する ~ 受話器ごしに耳元で声を聞くと感情が揺さぶられる
(2)
合言葉を決めておく ~ 緊急時に本人と確認できる合言葉を決めておく(3) 身近な人に相談する ~ 1人でか抱え込まない
(4) 犯行手口を知っておく ~ 流行している手口がある
(5) ATMの利用限度額を引き下げておく ~ 被害を最小限に抑える
(6) 過信しないで人は騙されるものと考える ~ 「嘘を見抜けないかもしれないな」
<出典>
特殊詐欺 あなたは大丈夫? 嘘見分ける自信があだに
https://www.sankei.com/life/news/190802/lif1908020009-n1.html
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