2021年10月20日水曜日

(21AKb) 養殖ノリにチヌの食害 兵庫県内 海の栄養不足が影響か

 【 養殖ノリ ・ 食害 】 兵庫県水産技術センター(明石市)は、県内の養殖ノリがクロダイ(チヌ)に食害されていることを確認した。被害は養殖初期の高値で取引される柔らかい新芽に集中している。兵庫県は国内養殖ノリの約2割を生産


 

(1)       兵庫県は国内養殖ノリの約2割を生産し、出荷額は約200億円に上る

(2)       現場では、養殖の開始直後にノリの先が刈られたようになる「バリカン症」が頻発してきた。

(3)       水中カメラで観察した。映像では、波にたなびくノリの新芽を20匹以上が次々に食いちぎっていた。ボラやメジナ、カモがつつく様子もみられたが、食害の大半はチヌによるものだった。

(4)       チヌによる養殖ノリの食害は、兵庫を含む14県で確認されている。網の周囲に侵入を防ぐ網を張ったり、音で威嚇したりするが、抜本的な解決には至っていない。千葉や香川では売り上げが半分以上減り、廃業に追い込まれるケースも出たという。

(5)       調査した谷田圭亮研究員(60)は「海の栄養不足で、チヌのエサになる貝やカニが減ったことが影響しているのだろう。兵庫県内の食害は年間生産量の1割前後とも言われ、これ以上拡大しないよう早急に手を打つ必要がある」と話している。

 

<情報源>

【情報源タイトル】 養殖ノリにチヌの食害 兵庫県内で確認 海の栄養不足が影響か

【情報出所URL

https://news.goo.ne.jp/article/kobe/nation/kobe-20211019005.html

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202110/0014772250.shtml

動画があります。

【情報発信元】 神戸新聞NEXT  2021/10/19 09:00



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