2021年12月26日日曜日

(21CQa)電気自動車を避難所の非常用電源として活用。神戸市

 【 非常用電源 ・ 電気自動車 】避難所の非常用の電源として「電気自動車」や「燃料電池車」を活用する。避難所への設備設置を始めた。自動車販売店にある試乗や展示用の車を利用する。自動車販売店の社員とLINEでマッチングする。


 平成7年1月の阪神・淡路大震災では、県内で大規模な停電が発生しました。多くの人が不安な思いで身を寄せる避難所で、電気がないという事態を避けるため、神戸市は新たな対策に乗り出しています。

 

 神戸市が非常用の電源として活用を進めようとしているのが「電気自動車」や「燃料電池車」など電気で動く車です。

 停電した避難所で、照明やスマートフォンの充電など最低限必要な電力をまかなう計画です。

 

 神戸市では車から直接、施設に電気を取り込むための工事を進めています。こうした設備は市内の避難所などでおととしから設置を始め、現在8か所まで増えました。

 

 一方、課題となるのが車の確保です。神戸市が目をつけたのは、自動車販売店にある試乗や展示用の車です。県内各地に常時およそ500台あることがわかり、災害時、避難所に配置してもらう協定を結びました。

 

 さらに、およそ300か所の避難所などにスムーズに配置する独自のシステムも開発しました。市の担当者が、停電している地域などの状況に応じて、どの避難所に何台派遣してもらうかを判断し、県内各地にある自動車販売店の社員のスマートフォンにLINEで一斉にメッセージを送ります。社員が「対応できる」と返信することで、自動的にマッチングが行われます。

 

<情報源>

【情報源タイトル】 電気自動車を避難所の非常用電源として活用 神戸市の取り組み

【情報出所URL】 https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20211221/2020016494.html

【情報発信元】 NHK 兵庫 NEWS WEB  1221日 1939



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