総務省の発表によりますと神戸市の人口は148万9820人で、前の年と比べて6235人減り全国で最も減少しました。
神戸市は少子高齢化による自然減や、東京・大阪などへの転出が減少の理由だとしていて、久元市長は7月11日の定例会見で年内をめどに人口減少対策を取りまとめる方針を示しました。
次のように計算できます。
・ 人口増加数 = 自然増加数 + 社会増加数・ 自然増加数 = 出生 - 死亡
・ 社会増加数 = 転入 - 転出
平成30年度の神戸市の実態は、次の通りです(△はマイナス)。
・ 人口増加数(△5,052人) = 自然増加数(△5,074人) + 社会増加数(22人)・ 自然増加数(△5,074人) = 出生(10,711人) - 死亡(15,785人)
・ 社会増加数(22人) = 転入(78,436人) - 転出(78,414人)
社会増加数は、転入・転出がほぼ均衡しています。
人口増加数は、ほぼ自然増加数と同じです。
考えられる政策としては、三つあります
①
自然増加数が増えるよう、働きかける
②
社会増加数が増えるよう、働きかける③ 人口が減っても幸せに暮らせる社会を作っていく
子育て世代を周辺市町村から神戸市に引き込めば①が増え、年代にかかわらず多くの人を周辺市町村から神戸市に引き込めば②が増えます。でもその分、周辺市町村の①②が悪化します。兵庫県あるいは日本の単位では、何も良くなりません。
どの政策も大切ですが、最も重点的に進めるべきは、「③ 人口が減っても幸せに暮らせる社会を作っていく」だと私は思います。
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