【 スズメバチ ・ 重症 】須磨区で登山中の女性がスズメバチの大群に襲われた。被害は頭と首に30カ所集中し、腕や脚などを含め全身で計78カ所を刺された。搬送直後の女性は意識がもうろうとした状態。一時は集中治療室に入院。
9月に入り、スズメバチによる深刻な被害が相次いでいる。神戸市立医療センター中央市民病院(同市中央区)では、一度に数十カ所を刺された人の救急搬送が1週間で2件あった。うち1人は全身を78カ所刺され、重症。
9月12日、須磨区で登山中の女性(78)がスズメバチの大群に襲われた。被害は頭と首に30カ所集中し、腕や脚などを含め全身で計78カ所を刺された。搬送直後の女性は意識がもうろうとした状態で、刺された部位が皮下出血で黒ずみ、腕なども腫れ上がっていたという。蜂毒の中毒による多臓器不全と、アレルギー反応「アナフィラキシーショック」を引き起こし、重症だった。一時は集中治療室に入院。毒を体外に取り除く治療を受け、容体は落ち着いたという。
「蜂が1匹だけなら動かずにやり過ごし、複数の蜂が現れた時は巣が近いのでその場を離れることが大切」。手で振り払うなど素早い動作は蜂を興奮させる。顎をカチカチ鳴らすのは怒りのサインのため、「姿勢を低くして後ずさって」。振動や大きな声も蜂を刺激する。蜂は巣を守ろうとする際に攻撃を仕掛けるが、土中に巣を作る種類もおり、存在に気づきにくいことも。
【ハチ被害を防ぐポイント】
・山登りや農作業、庭仕事などの際はハチの存在に注意を払う
・黒以外の帽子や服を身に付ける
・首にはタオル、長袖長ズボンの服装で肌を露出しない
・香水、整髪料など匂いが強いものの使用をさける
・繰り返し刺すため、刺された時は直ちに場を離れる
<情報源>
【情報源タイトル】 スズメバチ、カチカチ鳴ったら「低姿勢で後ずさって」 大群に襲われ搬送相次ぐ 78カ所刺された例も
【情報発信元】 神戸新聞NEXT 2022/9/22 17:30
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