政府の専門家会議が示した「新しい生活様式」の実践例では、日常生活で、こまめな換気を促す。
(1) ほとんどのエアコンでは換気ができない
(2) エアコンを使いながら効率よく換気する(3) ほとんどの家庭でエアコンからカビの胞子が吹き出されていた
(1) ほとんどのエアコンでは換気ができません
一般的なエアコンは室内機に取り込んだ空気から冷媒ガスの働きで熱を奪い、冷やして部屋に戻すという仕組み。空気はただ室内を循環しているだけで、外との換気は行われていない。
(2) エアコンを使いながら効率よく換気する
窓を開けるときも運転したまま、設定温度をやや上げて換気する。「エアコンは運転を始めるときに消費電力が大きくなる。いったん運転したらつけたままのほうが効率的。ただし室内と外との温度差が大きいと窓を開けたとたんにエアコンに負荷がかかり、余計な消費電力がかかってしまうことも。それを防ぐために換気中は設定温度を上げましょう」。
(3) ほとんどの家庭でエアコンからカビの胞子が吹き出されていた
「長らく使っていなかったエアコンは、事前にフィルターの洗浄と、窓を開けて換気をしながら試運転を」。試運転でエアコン内部にたまっていたカビの胞子やホコリを排気して、換気でさらに室外に排出する。フィルターに付着したホコリは網が破れないようにやわらかいスポンジやブラシで洗浄を。水分はカビの増殖にもつながるため、洗浄後はよく乾かしてからエアコンに取り付けよう。試運転は、エアコンの故障の発見にもつながる。修理が混み合う本格的な夏を前に行うとよさそうだ。
<出典>
止めずに節電 こまやかな換気産経新聞(2020/06/01)
コロナ禍の熱中症対策 エアコン 運転したまま窓開けて
https://www.sankei.com/life/news/200601/lif2006010008-n1.html
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