【 自治会 】共に暮らす伴侶の死などをきっかけに退会する人もいるが、「退会することによって、さらに輪をかけて退会した方の日ごろの様子が見えなくなる」~互いの顔が見える活動を強化し、地域の一人ひとりが『共助』の気持ちを育んでいく取組みを
記事:「互いの顔みえる活動を強化」、https://www.townnews.co.jp/0401/2024/01/01/712350.html
【情報発信者より】
社会の高齢化に伴い、自治会を退会する住民が増加傾向にあり、地域コミュニティーの希薄化が慢性的な問題になっている。大和市の南部に位置し、2021年に60周年を迎えた「中福田自治会」(山口芳美会長)でもそんな問題を抱えているという。同会の山口会長に聞いた。
【会員でいてほしい】
自治会主催の行事などが減り、自治会加入のメリットを見出せないという声も少なくない。そうした中、共に暮らす伴侶の死などをきっかけに退会する人もいるが、山口会長は「退会することによって、さらに輪をかけて退会した方の日ごろの様子が見えなくなる」と懸念する。「会費を割引したり、役員を免除するといった特例を作ってでも、退会せず会員のままでいていただきたい」と、山口会長は訴える。
【幅広い世代が集える機会を】
新型コロナが「5類」に移行した昨年5月以降、少しずつ自治会の活動も戻ってきている。昨年10月8日に行われた体育祭の後の慰労会では、30代の住民が参加し、「若い人が参加しやすい行事を」との要望があった。同会では現在、バーベキューなど子どもから大人まで幅広く楽しめるイベントを企画中だ。
「互いの顔が見える活動を強化し、地域の一人ひとりが『共助』の気持ちを育んでいく。そんな取り組みが2024年は広がっていけば、皆の暮らしの安心感も高まるのではないか」と山口会長は話した。
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