【 火災急増 ・ 注意 】7月末までの火災による死者は10件で11人。うち9人は65歳以上の高齢者で、5人は1人暮らしだった。発生時間は午前3~6時が4件を占めた。「とにかく逃げる」「煙を避ける」「引き返さない」。警報器の点検。
今年の夏、神戸市内で火災が急増している。今年5~7月の発生件数は2021年同時期の2倍以上になり、1~7月の死者数は11人と、既に昨年1年間の10人を上回っている。夏場に増えている状況に、市消防局は「今までにない事態」と危機感を強め、チラシを作って注意を呼びかける。
今年7月末までの火災による死者は10件で11人。うち9人は65歳以上の高齢者で、5人は1人暮らしだった。発生時間は午前3~6時が4件を占めた。
同消防局によると、判明した死因のうち、半数以上が一酸化炭素中毒。就寝中などで火災に気付かず、煙を吸い込んで逃げ遅れたとみられる。
火災の増加を受け、同消防局は高齢者向けの啓発用チラシ約3万枚を作る。「とにかく逃げる」「煙を避ける」「引き返さない」という三つの注意点や、警報器の点検などを呼びかけており、8月中に市内の高齢者らへ配布する。
死者が出た10件の火災では多くの建物が全焼し、出火原因の特定は困難。夏は古い扇風機やほこりがたまりやすいコンセント周りなどが原因になる可能性もあるという。
<情報源>
【情報源タイトル】 夏の火災急増「今までにない事態」 前年比2・3倍の104件 神戸市内5~7月
【情報出所URL】 https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/202208/0015520129.shtml
【情報発信元】 神戸新聞NEXT 2022/8/2 05:30
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