【 助け合い ・ 標識 】「助け合いましょう」。勾配のきつい上り坂で、人が車いすを押す様子を表した青いピクトグラム(絵文字)だ。調べてみると、実は神戸市が20年前に設置し、ほかの自治体では、いまだほとんど導入されていない。
「助け合いましょう」。そんな言葉が記された珍しい案内標識が、神戸市内の路上にある。勾配のきつい上り坂で、人が車いすを押す様子を表した青いピクトグラム(絵文字)だ。調べてみると、実は神戸市が20年前に設置し、ほかの自治体では、いまだほとんど導入されていないことが分かった。
JR元町駅(同市中央区)近くの標識前。日中に様子を見ていると、目を向ける人は少ないようだった。通行人の自営業男性(39)は「知らない人がほとんどではないか。標識の意義を少しでも教えてもらったら、知る人が増えると思う」と話した。
9年前に脳梗塞を患って以来、車いす生活を続ける会社社長の三木谷毅さん(62)=同市東灘区=も「まだ標識のある場所で声をかけられたことはない」と明かす
標識自体は評価する男性は「助け合いの精神や文化を根付かせていくには、小中学校でこの標識について教え、広く継続的に呼びかけていくべきだ」と訴えている。
<情報源>
【情報源タイトル】 「助け合いましょう」神戸発の珍標識 なぜ?何のため? 導入20年、浸透し切らず
【情報出所URL】 https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202208/0015550698.shtml
【情報発信元】 神戸新聞NEXT 2022/8/13 06:00
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