【 町内会 ・ 復活 】講和発効に合わせて、近所の町内会も復活した。実際にはこれまでも付き合いはあったが、「隣組」として戦時中に戦争を支えた組織だとして進駐軍に禁止されていたのだ。近所の人たちが空き地に集まり、餅をついて宴会をした。父はあんこを大量に作ってふるまい、みんなが食べるのを見てとてもうれしそうだった。
「自治会」は、原則、月曜日に紹介しています。本日も3件紹介します。
記事:12歳の少年が見た昭和27年 進駐軍が禁じた町内会が復活「日本は近所づきあいの国」、https://www.sankei.com/article/20250413-Z3YJ7IGWQNEKXNX3T455KQNY6A/
【情報発信者より】
<当時の出来事や世相を「12歳」の目線で振り返ります。ぜひ、ご家族、ご友人、幼なじみの方と共有してください。>
講和発効に合わせて、近所の町内会も復活した。実際にはこれまでも付き合いはあったが、「隣組」として戦時中に戦争を支えた組織だとして進駐軍に禁止されていたのだ。
さっそく5月の連休には近所の人たちが空き地に集まり、餅をついて宴会をした。父はあんこを大量に作ってふるまい、みんなが食べるのを見てとてもうれしそうだった。
進駐軍からは盆踊りなども嫌われていたからだろう。乾物屋のおじさんが立ち上がって「東京音頭」を歌い始めると、みんなが歌って踊り出した。涙ぐむ人もいて、父も母も近所の人たちも、あんなに盛り上がっている姿を見るのは初めてだった。
日本という国がいくつもの近所づきあいが集まってできていることをあらためて感じた。戦前の事はよくわからないが、日本が少しずつ元の姿に戻ってきているような気がした。
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