神戸市が須磨区西須磨地区で建設を進める都市計画道路「須磨多聞線」を巡り、反対する住民らが12月、整備事業への公金支出は違法などとして住民訴訟に踏み切る方針を固めた。住民監査請求が棄却されたことを不服とし、司法の判断を仰ぐ構え。2度にわたる公害紛争調停でも解決の道筋が見えないままの道路計画は、新たな段階に入る。
住民側は、12月中旬にも住民訴訟を神戸地裁に提起する見通し。監査請求人に名を連ねた約570人が原告となる予定という。西須磨都市計画道路公害紛争調停団の宗岡明弘団長(67)は「市は建設を前提としない協議には応じず、一方的に着工した。住民訴訟はわれわれがなし得る最後の手段。道路整備の合理性や必要性を裁判で問いたい」と話した。
<出典>
2020/11/20
14:10 神戸新聞NEXT
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202011/0013878718.shtml
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