半世紀以上前に計画が決定され、神戸市が建設を進める市道のうち、一部区間での工事をめぐって、住民らが事業の違法性の確認などを求める訴訟を神戸地方裁判所に起こしました。
【問題の工区】
神戸市の市道「須磨多聞線」は、須磨区と垂水区を東西につなぐ全長7キロの道路で、このうち区間の東端にあたる全長520メートルの須磨区の「西須磨工区」が問題となっています。
この「須磨多聞線」は52年前の1968年に計画が決定され、問題となった区間は、阪神・淡路大震災直後の1995年3月に県から事業の認可を受けました。
神戸市は、町を整備して復興につなげようとこの区間の着工を急いだのに対し、地元の住民たちは「被災したうえに立ち退きを迫られた」として、2回にわたって公害紛争調停が申し立てられました。
市は調停を受け入れず、ことし3月、用地買収がほぼ終わり、着工に向けた準備が整ったとして、先行して、歩道の工事を始めていました。
住民たちは、ことし10月と先月、住民監査請求を行いましたが、いずれも棄却され、今回、提訴に踏み切りました。
<出典>
12月17日 17時57分 兵庫 NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20201217/2020011176.html
※ 動画があります
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