【 ピザ ・ 黄金苑自治会 】「中間層の加入メリット」に着目。「自治会や町内会は子どもや高齢者向けのイベントを多く行う。だが、20代〜60代の働く世代に向けたものは少なく、加入のメリットを感じにくいのではないか」。中間層も楽しめる方策として。
「自治会」は、原則、月曜日に紹介しています。本日も3件紹介します。
記事:芹が谷黄金苑自治会 ピザ窯囲み交流図る 働く世代の参加促進、https://www.townnews.co.jp/0112/2024/12/05/762638.html
【情報発信者より】
港南区芹が谷の黄金苑自治会(山口隆会長)は11月26日、ピザ窯を用いた食事会を開催した。「自治会は子どもや高齢者向けのイベントが多いが、働く世代へのメリットが少ない」という課題に基づいた取り組みで、自治会がピザ窯を購入する例は珍しいという。
エリア内のふれあい会館で行われた食事会には自治会に加入している17人が参加。2台の窯で次々焼き上げられるピザを食べながら、交流を楽しんだ。今年の夏前に購入し、使用は4回目。働く世代の懇親会や夏祭りで使用されており、今回は「土日が仕事のために集まれない人も参加できるように」とのコンセプトで平日の夜に開催された。参加した人は「ワイワイしながら食べると楽しい。ピザはみんなで食べられるため、こうした会には良い」と好意的に語った。
中間層への視点
約230世帯が加入する同自治会。購入を主導的に進めたのは今年4月に会長に就任した山口さんだ。「中間層の加入メリット」に着目しての購入だと語る。「自治会や町内会は子どもや高齢者向けのイベントを多く行う。だが、20代〜60代の働く世代に向けたものは少なく、加入のメリットを感じにくいのではないか」と指摘。中間層も楽しめる方策を模索する中での取り組みだ。
子どもが成長しても
中間層の加入メリットについて、区内の自治会町内会関係者の一人は「一般に子ども会がその役割を担っている」と語る。子どもが受益することが親世代のメリットにもつながるためだ。ただ山口さんは、そうした考え方に賛同しつつ「子どもが中学生になると子ども会から離れて、家族全体が活動に参加しなくなるという現状もある」と指摘する。「子どもが成長した後や、独身の人、子どもがいない家庭でも自治会の人々と交流の機会を作るのが役割と考えている」と取り組みの意図を語った。
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