2024年12月9日月曜日

(24C9a)【自治会】進む高齢化で広がる防災訓練の“地域間格差”

【 防災訓練 ・ 地域格差 】●ひと段落ついて、参加、●まだとてもだね。もう津波に流されるよ、●人口減少に伴う「過疎化」にも向き合う必要(高齢化→集まるのはやめた)、●若い世代が多い地区、●地域の格差(100世帯の町内はギブアップ) 

「自治会」は、原則、月曜日に紹介しています。本日も3件紹介します。

ラベル「自治会」から過去の投稿を参照できます


記事:「自治会活動ができないと訓練もまともにできない」都市部でも50%超え進む高齢化で広がる防災訓練の地域間格差https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1591797

 

【情報発信者より】

 121日は「地域防災の日」。静岡県内各地で自主防災組織による訓練が実施されました。「地域防災訓練」は長年、静岡の防災力を支えてきましたが、人口減少や高齢化の影響で「地域の格差」とも言える状況が生まれています。

 住民が主役となる地域防災訓練。今から80年前に発生した南海トラフ地震の教訓から、各地の自主防災組織が地域の特性を踏まえた訓練を、静岡県では毎年、12月第1日曜日に独自で行っています。

 

【追加説明】

●事例1 ひと段落ついて、参加

<参加者>

 「まともに参加できたのは、今年が初めて。子どもたちもいい年齢になってきていい経験もさせたかったですし自分はずっと忙しかったんですけどそれもひと段落ついてきて」

 

●事例2 「まだとてもだね。もう津波に流されるよ」

 伊豆半島の先端に位置する南伊豆町の妻良地区です。人口は約170人。その半分の86人が訓練に参加し、高台まで避難にかかる時間を測りました。しかし。

<住民(93)> Q上にあると時間もかかりますね?

 「まだとてもだね。もう津波に流されるよ」

 津波の第一波は、地震発生からわずか7分で襲ってくる想定ですが、今回は避難の完了まで20分かかりました。突きつけられているのは、住民のおよそ6割が「高齢者」という現実です。

●事例3 人口減少に伴う「過疎化」にも向き合う必要があります。

 住民わずか10人の南伊豆町吉田地区です。

 「昔は20人以上、コロナ前は集まっていた。お年寄りが80歳を過ぎて(集まるのは)やめた方がいいんじゃないかと。その時は、消火訓練も機械で放水の練習も全部やってたが、逆に(高齢者には)危ないということでこういう形になった」

 

●事例4 逆に(高齢者には)危ない 高齢化→集まるのはやめた

 「昔は20人以上、コロナ前は集まっていた。お年寄りが80歳を過ぎて(集まるのは)やめた方がいいんじゃないかと。その時は、消火訓練も機械で放水の練習も全部やってたが、逆に(高齢者には)危ないということでこういう形になった」


●事例5 地域の格差

 「“地域の格差”が500世帯対100世帯だと100世帯の町内はギブアップしている。自治会の活動ができないと、防災訓練もまともにできないという話で。助けてほしいということが去年ぐらいから、やっと声があがってきた」



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