レトロな雰囲気が人気の須磨浦山上遊園(神戸市須磨区)と麓の山陽電鉄須磨浦公園駅(同)をつなぐ「須磨浦ロープウェイ」が、11月4日から来年3月中旬まで運休する。
1957年の開業以来、使い続けてきた手動式の制御装置を自動式に換える大規模なリニューアルのため。手動は全国でも珍しく、同じゴンドラでも自動とは乗り心地が異なるといい、運営する山陽電鉄は「乗り納めに来て」と呼び掛けている。
同社によると、現在、国内で手動制御しているロープウエーは「ほとんどない」。鉢伏山上駅から運転士が手動で加速も停止も操作するため、自動運転とは違う乗り心地が楽しめる。
運休期間中、須磨浦山上遊園は全面休園し、「乗り心地の悪さ」が特徴の「カーレーター」や、「回転展望閣」も利用できない。期間が長いため、恒例の元旦の早朝運転や2月の梅まつりなどもない。
同社の担当者は「運休するまで残り2週間程度。60年以上の歴史を刻んだ手動運転の乗り心地を楽しんでほしい」と話している。
運行は10月は午前10時~午後6時(11月は午後5時まで)。出発は15分ごと。須磨浦山上遊園TEL078・731・2520(10月27日は休み)
<出典>
2020/10/23
05:30神戸新聞NEXT
https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/202010/0013804533.shtml
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