「神戸餃子」が、ご当地ギョーザの“注目銘柄”になっているという。その定番の食べ方といえば「みそだれ」。ギョーザには酢じょうゆとラー油が一般的だが、神戸では中華チェーンの店舗でもみそだれが置かれるほどだ。
中国では、ギョーザといえば水ギョーザを意味し、祝いの席で提供する特別な料理とされていた。しかし満州で暮らす日本人は文化の違いもあり、家庭で焼きギョーザを好んで食べた。そして次第に募る「ふるさとの味」への郷愁から、みそをつけて食べるようになったという。
昭和26年に新開地で創業された「元祖ぎょうざ苑」。満州時代の食堂で人気だったみそだれのギョーザを提供すると、引揚げ者らの間で話題を呼び、市内の他店にも広がることになった。
ギョーザで町おこしを進める自治体が集結し意見交換する「全国餃子サミット」の開催や、全国各地の文化を伝える「秘密のケンミンSHOW」で紹介されるようになったことで、ご当地ギョーザが人気。
<出典>
産経新聞(2020/09/18)
0 件のコメント:
コメントを投稿