2021年2月18日木曜日

青少年(年代別等): ヤングケアラー支援で神戸市が専門部署 相談・情報窓口4月新設

  深刻だけれど、縦割り組織では対応が難しい課題だろう

 

 通学や仕事をしながら家族の介護や世話をし、「ヤングケアラー」と呼ばれる子供や若者を支援する専門部署を、神戸市が4月に新設する。「社会から見えにくい」とされる中、本人や周囲で気付いた関係者からの相談・情報を受ける窓口をつくり、学校や福祉部局などの関係機関による支援をバックアップする。市によると、ヤングケアラー支援に特化した部署の設置は全国初という。

 神戸市内では201910月、元幼稚園教諭の女性(22)が介護する祖母を殺害し、懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を受けた。女性は要介護4の祖母の介護をほぼ1人で担っており、2010月に毎日新聞が詳報したことなどを受けて市が同11月から支援策を検討。スクールソーシャルワーカーや当事者らへの聞き取りで、関係機関の連携の難しさや相談窓口の必要性を指摘され、専門部署の新設を決めた。支援の対象は児童福祉法で子供と定義される18歳未満に限らず、20代の若者も加えた。

 市の福祉局内に「こども・若者ケアラー支援担当」を設け、専任の課長を配置。…

【関連記事】

2021/1/20

行事(学習型): 3/10 セミナー: ヤングケアラー『家族のケアを担う子どもたち』~現状と当事者たちの語り~

https://sekimori2.blogspot.com/2021/01/310.html

 

2020/11/12

青少年(年代別): 介護中の若者「ヤングケアラー」支援を検討 神戸市長、プロジェクトチーム立ち上げへ

https://sekimori2.blogspot.com/2020/11/blog-post_12.html

 

2020/10/30

その他: 「限界だった」たった1人の介護の果て なぜ22歳の孫は祖母を手にかけたのか

https://sekimori2.blogspot.com/2020/10/122.html

 

<出典>

毎日新聞 2021/2/17 15:00(最終更新 2/17 17:42)



https://mainichi.jp/articles/20210217/k00/00m/040/087000c

0 件のコメント:

コメントを投稿