コロナで里帰り出産自粛、支援催し中止
新型コロナウイルスの緊急事態宣言が長引く中、出産を控えた妊婦が不安を募らせている。医療体制が逼迫(ひっぱく)するタイミングで身ごもった女性たちは、里帰り出産の自粛を求められるなど、メンタル面でのサポート体制も弱い。母親学級の中止による情報不足も重なり、産後も悩みは続きそうだ。
妊娠中のコロナ不安を和らげる取り組みは少しずつ広がっている。
兵庫県は、陽性判定を受けた妊婦に対し、保健師が電話や自宅訪問で無料相談に応じる体制を整備した。
厚生労働省はQ&Aをホームページに公開。「妊婦が感染しても基礎疾患がなければ、経過は同年代の女性と変わらない」と説明。胎児の先天異常や母乳を介した感染の可能性も「リスクは低い」としている。
それでも、悩みや戸惑いを訴える声は強い。
日本周産期メンタルヘルス学会は昨年7月、会員の産婦人科医や精神科医、助産師らに、妊産婦の心理状態の調査を実施。回答者の6割以上が、昨年3〜6月に妊産婦からコロナに関する心の不調について相談を受けていた。
兵庫県のホームページ
「新型コロナウイルス感染症に不安を抱える妊婦の方へ」
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf17/covidboshi.html
厚生労働省ホームページ
「妊娠・基礎疾患等をお持ちの方々へ」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/inful_ninpu.html
<出典>
2021/02/18
18:00 神戸新聞NEXT
https://news.goo.ne.jp/article/kobe/nation/kobe-20210218011.html
0 件のコメント:
コメントを投稿