離婚や虐待、貧困、病気などで保護者の養育が難しい子どもを親の代わりに育てる「里親制度」を普及させるため、兵庫県は2021年度、啓発動画コンテストを企画するほか、体験談を紹介するガイド動画を作成し、認知度向上を図る。
厚生労働省によると、親元を離れて乳児院や児童養護施設などで暮らす子どものうち、里親やファミリーホームに預けられている割合「委託率」は18年度末現在、全国平均が20・5%、兵庫県が19・2%、神戸市が12・4%と低迷する。
委託率アップに向け、県は「里親制度について知るきっかけ」をテーマとした動画コンテストを21年度中に催し、60秒以内の作品を公募する。体験を語る、制度を絵図で解説する-など形式は自由。優秀作は県のホームページなどで掲載される。
また、ガイド動画は、養育里親や特別養子縁組、季節・週末里親などの内容を詳しく紹介するほか、育てた人や育てられた人らのインタビューも盛り込む。大学や高校の授業、産婦人科スタッフの研修にも用いられる予定だ。
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https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202101/p2_0014018729.shtml
<出典>
3/19(金) 11:29配信 神戸新聞NEXT
https://news.yahoo.co.jp/articles/956fff2d59ac9c04c339ee0a4b945b2cc6378d29
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