【 陽性者数 ・ 長期化 】第3~5波の宣言前を比較すると、今回は陽性者数や陽性率などの数値が突出している。ワクチン接種の進展もあり、病床使用率は相対的に低い状況だが、発令後に逼迫も危惧され、宣言期間が長期化する恐れもある
新型コロナウイルスの「第5波」による感染爆発に伴い、新規感染者が初めて千人を超えた兵庫県。20日に4度目の緊急事態宣言が発令されるが、
今年の第3~5波の宣言前を比較すると、今回は陽性者数や陽性率などの数値が突出している。
ワクチン接種の進展もあり、病床使用率は相対的に低い状況だが、発令後に逼迫も危惧され、宣言期間が長期化する恐れもある。
感染状況を示す7指標は17日時点で、重症病床使用率を除く6項目で「ステージ4」(爆発的感染拡大)の基準を大きく上回る。
人口10万人当たりの療養者数
検査陽性率(1週間)
人口10万人当たりの陽性者数(同)
感染経路不明割合(同)
-の4項目は、第3~5波のうち今回が最悪となっている。
一方、第5波では高齢者のワクチン接種が進んだことで、年代別の感染者は60代以上が1割未満にとどまり、重症者の割合も減少。
今年に入って2度の宣言では、発令から10日程度で減少に転じた。それでも宣言期間は当初の予定より延長しており、第3波では46日間、第4波では57日間に及んだ。今回は9月12日までの24日間だが、お盆休みの影響が出て、増加傾向が続く予測もある。
<出典>
2021/8/18
22:00 神戸新聞NEXT
感染爆発「第5波」、陽性率が突出 感染者千人超の兵庫県 50代以下9割に
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202108/0014602625.shtml
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